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ナッツ類について

category : メールマガジン2026 2026.3.31 

春の訪れを感じる暖かな日差しが嬉しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、食品表示におきましては、本年3月中にカシューナッツのアレルギー表示が義務化され、ピスタチオが推奨表示となる見通しです。
直近12年で子供を中心にナッツ類のアレルギーが10倍以上に急増しているとのことで、アレルギー表示が追加されるとなるとナッツ類ということが多くなってきています。
アレルギー表示については、平成13年(2001年)3月にアレルギー物質を含む食品の表示制度を創設して、特定原材料(義務) 5品目(乳、卵、小麦、そば、落花生)と特定原材料に準ずるもの(推奨) 19 品目(あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)を通知で規定して以来、ナッツ類について見ると、アーモンドが令和元年(2019年)9月推奨表示に追加、くるみが令和5年(2023年)に義務化、カシューナッツが平成25年(2013年)9月推奨表示に追加、令和7年(2025年)度中に義務化予定、マカダミアナッツが令和6年(2024年)3月に推奨表示に追加、ピスタチオが令和7年(2025年)度中に推奨表示に追加予定となっています。
また、ナッツ類に関して、令和6年(2024年)度のアレルギー全症例に対する割合を見ると、
即時型症例では、くるみ15.2%、カシューナッツ4.6%、マカダミアナッツ1.1%、ピスタチオ0.8%、アーモンド0.8%、ペカンナッツ0.6%、ヘーゼルナッツ0.4%となっており、
ショック症例では、くるみ14.7%、カシューナッツ6.3%、マカダミアナッツ2.2%、ピスタチオ1.2%、アーモンド0.7%、ペカンナッツ0.3%、ヘーゼルナッツ0.2%となっています。
ペカンナッツやヘーゼルナッツも推奨表示に追加されてもおかしくない数値ですので、今後推奨表示に追加されるのではないかと考えられます。

ナッツ類は、アレルギー表示で取り沙汰されることが多いですが、健康効果があるともよく言われています。
私もよく食べるのですが、ネット通販で安いものを購入すると、広告画像と全く違う品質の悪いものが届いたり、かび毒が検出されたりすることもあるので、品質の良い製品を購入する必要があります。
以下は主なナッツ類の健康効果について言われている内容になります。(以下、日本ナッツ協会より抜粋)

アーモンド:
アーモンドの脂肪酸組成の約70%は、一価不飽和脂肪酸で構成されており、特に悪玉コレステロールを抑制するオレイン酸がその99%を占めています。
また、ナッツ類の中でもカルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛といったミネラルバランスに優れ、食物繊維も11.8%と非常に多く含まれています。
更にその抗酸化作用により活性酸素を抑制して、あらゆる細胞の老化防止に役立つビタミンEが大変多く含まれていることから最近、脳の掃除をするマトウ細胞を活性化し、脳梗塞やボケの防止に役立つ食品として注目されています。

くるみ:
くるみの栄養価は、70%近い脂質の組成に注目します。
特に必須脂肪酸のリノール酸とα‐リノレン酸および一価不飽和のオレイン酸の含量が高く、かつ、リノール酸(n-6系)とα‐リノレン酸(n-3系)のバランスが絶妙です。
すなわち、n-6/n-3=4:1でほぼ理想的といえます。また、他の植物性たんぱく質に比べてアミノ酸組成のバランスもよく良質です。
更に、ビタミン、ミネラル、食物繊維が程よく含まれていますので、いわば、現代人に不足しがちな栄養素をバランスよく凝集したヘルシー食品といえます。

カシューナッツ:
カシューナッツの栄養特性は、アーモンドに似て脂質の約60%が一価不飽和のオレイン酸ですが、たんぱく質と糖質が多く、また、ビタミンB1やマグネシウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラル類も豊富です。

ピスタチオ:
脂質では飽和脂肪酸が極めて低くオレイン酸、リノール酸の不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
また、食物繊維が9.8%と多く更にはビタミンB1、カリウム、鉄、銅が多いのが特徴的です。

マカダミアナッツ:
栄養成分は、脂肪酸組成の80%をオレイン酸とパルミトレイン酸の一価脂肪酸で占め飽和脂肪酸は17%と低く高い酸化安定性があり、ほとんど無色、無臭で理想的なヘルシー食用油であり、
また、人皮脂に類似した組成からマカダミア油は、化粧品やスキンケア製品として利用されます。

ヘーゼルナッツ:
ヘーゼルナッツに含まれる炭水化物、たんぱく質、繊維および脂肪は特異な組み合わせで、その結果このナッツのグリセミック率は低く、血液中のグルコース量を抑える役目を果たします。
脂肪とコレステロールを減らすことでグルコース値のレベルを抑える糖尿病の治療にはこの栄養素の組み合わせが特に重要な意味を持ちます。

ペカンナッツ:
不飽和脂肪酸の含有量が高く、抗酸化物質、植物ステロールなどを含み、コレステロール値の改善に役立つなど、健康上の多くの利点があることが生産国の研究で紹介されている。

以上アレルギーで話題となるナッツ類ですが、健康効果も高いと言われます。アレルギーのない方は、ナッツ類を習慣的に食べられることを個人的におすすめします。

参考資料
食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_241031_1.pdf
日本ナッツ協会
http://www.jna-nut.org/

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