スポーツドリンクの種類のおさらい
7月28日に発生しました、令和8年熊本地震により、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
予断を許さない状況が続いておりますが、1日でも早い復旧と皆様の安全、健康をお祈りいたします。
現在、高校野球の夏の甲子園が開催されていますが、各地の予選大会の際に、冒頭の熱中症が原因で試合中に体調を崩す選手等がいる報道が少なからずありました。
スポーツドリンクを飲まないからそんな状況になった。
という意見がSNSで出て、やや炎上していましたが、熱中症になるのはもちろんスポーツドリンクを飲んでいないからだけではありません。
そこに便乗して「条件にあわせてスポーツドリンクも種類を考えて飲むべき。」という意見もありました。
この考えは間違いではないと思います。ただ、その種類の説明が誤ったまま拡散されていました。
それを信じ込む方が多いのもSNSの怖さではありますが…。
まだまだ暑い季節が続きますが、その間はこういった情報はたびたび出てくると思います。
誤った情報に惑わされないよう、スポーツドリンクの種類を再確認したいと思います。
大きくは以下の2つに別れます。
・アイソトニック飲料
⇒人間(ヒト)が安静にした状態の体液とほぼ同じ濃度の飲料
(商品例)ポカリスエット(大塚製薬)、アクエリアス(コカ・コーラボトラーズジャパン)など
・ハイポトニック飲料
⇒人間(ヒト)が安静にした状態の体液よりも低い濃度の飲料 ※経口補水液も含む
(商品例)アミノバリュー(大塚製薬)、ラブズスポーツ(キリンビバレッジ)など
ここでいう体液の濃度に関連するものは、糖質、ナトリウムが主になります。
人間の体液とほぼ同じ濃度の飲料であれば、細胞に存在する体液と濃度差が少なくなり浸透圧差があまり大きくありません。
そのため、水分も適度に吸収し同時に糖質やナトリウム等も吸収することができます。
人間の体液よりも低い濃度の飲料であれば、細胞に存在する体液との濃度差が大きくなるので、浸透圧差が大きくなります。
そのため、水分の吸収が素早くなります。
つまり、アイソトニック飲料は水分、糖質、ナトリウム等を適度に吸収する、ハイポトニック飲料は水分を素早く吸収するが、糖質やナトリウム等の吸収は濃度が低いため少ない。
このように種類分けできます。
この内容だけだと、アイソトニック飲料のみで良いと思うかもしれませんが、運動中は、発汗により細胞中の水分が奪われてしまいます。
その為、より水分の吸収を素早くすることが望まれます。
こういった場合は水分を素早く吸収させる目的としてハイポトニック飲料が優先されるケースもある、ということです。
実際に激しい運動を長時間する場合は、ハイポトニック飲料で水分補給、食事で糖質やナトリウムをカバー。
というケースも少なくないようです。
自分が実際にスポーツドリンクを購入する必要がある時は、この辺りを認識して目的に応じて購入してみてはいかがでしょうか。
更にアイソトニック飲料、ハイポトニック飲料の中でも糖質の増減、他の物質の含有等が製品特徴であるので、その辺りの表示内容を確認しながら購入してみるのも良いかもしれません。
ちなみに、日本人は食事で十分な糖質、ナトリウムを摂取しているといわれています。
日常的な生活をする程度で、スポーツドリンクばかり飲んでいると、特に糖質の過剰摂取で熱中症とは別のリスクを抱えることになります。
何事もほどほどにしましょう。
参考文献
アスリート食の現状を知った
https://e-delico.co.jp/?p=2719








