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ネリカ米ってご存じですか?

category : メールマガジン2026 2026.9.30 

田んぼの稲穂が黄金色に輝き、あちこちで稲刈りの風景が見られる季節となりましたが、いかがお過ごしですか。
昨今のお米の価格の話題もさることながら、皆さんは、お米の品種がたくさんあることはご存知と思います。
今回は、個性の極まった品種をご紹介します。

みなもさやか(農研機構・2026年発表新品種):西日本の主力品種「ヒノヒカリ」に代わる期待の新星です。夏の猛暑でも玄米の品質が低下しにくく、病気にも強い上に、収量が2割程度多いという画期的な特徴を持っています。

にじのきらめき(農研機構):コシヒカリと同等以上の優れたおいしさを持ちながら、群を抜く高温耐性を備えた大粒の品種です。抜群の育てやすさと、全国的な猛暑でも品質が安定することから、各地で急速に作付けが広がっています。

雪若丸(山形県):際立つ「粒立ち」と、しっかりとした「新食感の男気あふれる粘り」が人気の高級ブランド米です。暑さに強く、温暖化が進む環境でも一粒一粒が美しく実る特性を持っています。

はれわたり(青森県):コシヒカリとひとめぼれの系譜を継ぐ青森の最新ブランド米です。一粒一粒が水分をしっかりと抱き込み、冷めてもツヤと滑らかさが続くのが特徴で、気候変動下でも安定した品質を誇ります。

高アミロース健康米(ちほみのりなど):デンプン(アミロース)の構造上、一般的なお米よりも食後の血糖値の上昇(GI値)が比較的緩やかになるお米の研究・活用が進んでいます。糖尿病の予防やダイエット用途の低GI食品として、レトルト粥やパックご飯などに加工されています。

巨大胚品種(はいみのりなど):お米の栄養の詰まった「胚芽」の部分が、通常のお米の約3〜4倍の大きさに育つ品種です。血圧を抑える効果やリラックス効果が期待される「GABA(ギャバ)」やビタミンEが豊富に含まれており、主に発芽玄米用として健康志向の高い層に選ばれています。

1/50 調整米(みしまのたんぱく質調整米など):普通のお米に比べてたんぱく質を「50分の1」にまでカットした、業界トップクラスの低減率を誇るお米です。炊飯後のたんぱく質量は100gあたり約0.04gと、ほぼゼロに近い数値を実現しています。

地球温暖化により、暑さへの対応品種もあるようです。驚異的な「耐干性(渇水に強い)遺伝子」を発見・実用化しています。

「DEEPER ROOTING 1(DRO1)」遺伝子を組み込んだ品種:農研機構などが発見した、稲の根を「下向きに深く伸ばす」遺伝子です。通常、水田で育つアジアの稲は根が浅く横に広がりますが、この遺伝子を持つ稲は地中深くへと根を伸ばし、干ばつで地表が乾ききっても、深い層にあるわずかな地下水を吸い上げて生き延びることができます。雨が降らない熱帯地域での栽培に劇的な効果を上げています。

「ネリカ米(NERICA)」:日本の国際協力(JICAなど)も深く関わって開発された、アジア稲(おいしくて高収量)とアフリカ稲(病気や乾燥に強い)を掛け合わせたハイブリッド米です。畑(陸田)で栽培することができ、従来の稲よりも圧倒的に少ない水(雨水のみなど)で育つため、水利施設が整っていないアフリカの乾燥地域などで「奇跡の米」として普及しているそうです。

やさしいネリカの育て方の説明文がありましたので、少し読んでみて、あなたも稲作はじめませんか?

やさしいネリカの育て方
https://www.jica.go.jp/Resource/activities/issues/agricul/approach/ku57pq00002m1yd7-att/guide_for_nerica_jp.pdf

参考
・https://www.naro.go.jp/index.html
・https://www.jica.go.jp/activities/issues/agricul/approach/nerica.html

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