味覚検査キット(味覚キットPRO)のご紹介
味覚は舌が刺激を感じ取り、電気信号に変換して脳にその情報を送っていますが、他の体内器官と同様、老化とともにその能力は低下していきます。しかし、鍛錬次第で実用的な味覚能力の低下は最小限に食い止めることができると考えております。
デリコ 『味覚キットPRO』は、デリコがコンサルティングを行っている中で顧客の要望に応えるべく開発した5つの基礎味覚(甘味、塩味、酸味、旨味、苦味)を自分で確認・評価できる非常に便利なシステムです。 食品開発者(風味決定権のある方)のみならず、食に関する仕事に従事されている方々にとって、ご自身の味覚を
①カンタンに!
②定期的に!
③自分でチェックできる!
ことは非常に重要です。同封のCDに収載されております『五味自己評価ソフト』を使用し、すぐに結果を確認することができますので、 風味確認・官能評価担当者の自己管理として継続的にご利用抱ける一品です。
最近では、品質管理に関して、風味確認・官能検査などの基準項目を設定される場合の評価者の判断基準としてご利用いただくことが多いようです。 つまり、CQP(Critical Quality Point:重要品質点) に使えるということです。
また、デリコ『味覚キットPRO』を、単純に味覚を検査するだけではなく、味覚を鍛錬するツールとして活用することも可能です。最低濃度の試飲サンプルで味を探るように口の中で転がす・・・これを毎日実施することで、その日の体調や自分の苦手な味覚を理解することが可能となるでしょう。
味覚チェックの具体的な作業内容は、実際に試飲テストをしてもらい、その結果を自己評価ソフトで評価して完了します。つまり、実際に試験者本人がどう感じているか舌で判断するものであり、試験者の外的要因(環境、時刻)、内的要因(体調、経験、自信)など全てを考慮しますので、そういう意味での『正確さ』を追求できることになります。
○試飲サンプルと判断の基準
風味管理の実務にあたられている方は100点をめざしましょう!
○妥当性、開発の経緯について
付属の試飲サンプルは基本的にJISに則って制作しておりますが、プロ用として実践的であるように、苦味成分としてはカフェインやキニーネ等の薬理作用の懸念される添加物(試薬)を使用せず、海洋苦汁による複雑な苦味を評価してもらうことにしております。 使用原料は、全て食品及び食品添加物グレードであり、ノンアレルゲン(特定原材料27品目不使用)です。 各味質の配合や濃度設定は、食品開発者に必要な基礎味覚が判別できるよう、200人以上のボランティアテストとデリコが実際に現場で使用して改良を積み重ねた経験に基づき設定されております。既に発売開始から10年の実績となります。
○本システムの対象者(実績)
- ・レストラン、食品工場などで試食・メニュー開発に従事されている方々の自己評価として
- ・食品関連企業の新人研修のアイテムとして
- ・味覚を使った健康のバロメーターとして
- ・ISO22000/FSSC22000/HACCP/GMP/BRC/IFS/SQFプログラム等の味に関する品質規格項目CQP(Critical Quality Point:重要品質点)のバリデーションとして(試食担当者の味覚チェック)
○本システムの内容(1セットあたり約20人分まで可能な試飲サンプルが付属されております。)
- ・取扱説明書・・・1枚、
- ・試飲サンプルボトル・・・味質(5種)x濃度(3段階):計15本(冷凍品:解凍後は使いきり)
- ・試飲用のカップ・・・20個
- ・アンケート用紙・・・20枚
- ・CD-ROM(五味自己評価ソフト収載)
- ・照合表(サンプルナンバーと味質の照合用)
【ご使用にあたって】
- ・別途アンケート用紙への記入用の鉛筆とうがい用の水(水道水でよい)をご準備下さい。
- ・五味自己評価ソフトは、Microsoft社のExcelがインストールされたパソコン上で作動します。