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衣・食・住

category : メールマガジン2008 2008.3.1 

寒さも少し和らいで日増しに暖かくなってまいりましたが、皆様体調は如何でしょうか。
ところで寒い冬が終わり、暖かい春に向って気になるのが『マスク』。
昔は、暖かくなるとともにマスクの存在が薄れていったものでした。
ところが現在では、春とともにイッパイやって来る花粉でマスクを手放せない多くの人が・・・
マスクの需要が増えた事により、その種類も大変豊富になっています。
今よく耳にする「おしゃれマスク」・・個人的にはまだ見かけた事がありません。
少し気になるのが「香り付きマスク」・・その日の気分で取り替えてみてはいかがですか。

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衣・食・住といわれる人が生活する上で必要不可欠な要素の中に食があります。
生きるためには食べないといけません。
医食同源という言葉によると、健康と食は非常に深い関係があるようです。

昨今、食品業界の動向が世間の注目を集めています。
水産、畜産、農産などの我が国の食料自給率の低下が背景に見え隠れしているのではないかと思います。

それに伴い、食に関するだけではない、豊かさを追求する経済の成長とともに多くの問題が地球規模で浮き彫りになってきています。

高度経済成長の中で水産資源の維持を無視した乱獲により、明らかに質も量も変わった日本の水産資源。
水産の問題は局所から徐々に広がる水質汚染だけの問題にとどまらず、地球温暖化を背景にした大規模な環境変化のダメージを受け、各地域でそれまで獲れたことのない魚が獲れるようになったり、以前から獲れていた魚が獲れなくなったりといった問題があります。

食生活の欧米化により、畜産の消費量が増えた日本。
BSE問題で、畜産への注目が高まりました。
消費者の目が厳しくなると偽装問題などが大きく取り上げられ、食への不信感をあおる原因となっています。
多様化する問題を抱える畜産業界は我が国の食に対するスポットを大きく占めているのではないかと思います。

海外では日本向けに野菜を作っている国があります。
そこで農民なのに自分で作った野菜を食べられない人々がいます。
しかしながら日本人向けにキレイに作られた野菜は食べたくないと言う人々もいます。
発展途上国のプランテーション農家の拡大は我々輸入国側にも問題があるようです。
また、バイオマスエタノールという新エネルギーへの期待が食糧との競合という問題を生み出しています。
地球環境問題による農産物への打撃も重なって原料の高騰が起き、消費者にまでその波は押し寄せてきていますが、末端の価格は一部を除いて未だ高騰はしておらず、食品業界の今までの産業構造に歪みが生じています。

健康志向、安心安全を求める声と、食に対する意識は年々高まっており、日本人のライフスタイルは新たな転換期を迎えているのかもしれません。
転換期には必ずビジネスチャンスが生まれます。様々な事態に対応する能力、ともに協調し問題を解決していくパートナー、謙虚な企業コンプライアンスが求められているのではないでしょうか?

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