消費期限
今年は三寒四温と中々暖かくならならないと感じている毎日ですがそう感じているのは私だけでしょうか?
春の日差しを感じて暖かくなればスギ花粉は舞散り、花粉症の方はつらい日々を送り、
桜の花を楽しむどころではないでしょう。
我が家は洗濯物さえ室内干しです。
ライトアップされた桜吹雪の中を通り抜けたいです。
入学・進学・新社会人と新しい環境に入っていく4月です。
新たな気持ちで何かに挑戦するのも良いでしょう。
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食品に関する複数の法律をひとつにまとめて新しく「食品表示法(仮称)」を作ると言う動きがあります。
その中で期限表示の一本化があります。
期限表示には、
・消費期限(生鮮食品や弁当、惣菜など傷みやすい食品に使用)
・賞味期限(調味料、レトルト食品そして菓子類などある程度長期間保存できる加工食品に使用)
以上2種類あるということは、みなさんご存知のことと思います。
この2種類の期限表示を一本化し、消費期限だけにするという考えが出てきています。
これを期に食品衛生法(厚生労働省)、JAS法(農林水産省)、計量法(経済産業省)、
公正競争規約(公正取引委員会)、食品安全基本法(食品安全委員会)等、
各省庁にまたがる食品関連法が一本化し、縦割り行政の弊害を解消することを望む今日この頃です。
しかし、よほどのリーダーシップを取れる人物が現れない限り、
省庁の綱引きにより今より一層複雑なものなりそうな気もします。
期限表示の一本化により、賞味期限が廃止し消費期限のみの表示になり、
さらに、このような時世では食品製造会社は、安全を見込んで
実際より短めに期限表示設定するようになるでしょう。
そうなると、まだ十分に食べられるものが廃棄処分になる確率が今以上に増える可能性があります。
これはこれで食料品の高騰にも増して、もったいないことと思います。
このようなことを考えていると、この法律ひとつでも様々のことが関連してきて
一筋縄ではいかなく、スーパーマンでも出現しないかと思いたくなる今日この頃です。
と数ヶ月前に書きましたが、3月の終わりに、期限表示の一本化が見送りの記事が日経新聞に出ました。
やっぱりと言う思いと食品表示が益々難しくなっていくような・・・・・