中華料理と中国料理
すっかり涼しさがますこの頃であります。
こおろぎも鳴いています。クーラー無しで寝れる日はとてもうれしく思います。
確か、昨年は残暑がきびしかった様な…と思っていたらやはり突然の雨が多くて湿度が高く暑さを感じます。
さて、食欲の秋・スポーツ・読書と…いろんなものに秋を感じます。
夏に冷たいものを食べすぎたから秋の七草を食べて…(笑)など
そもそも、秋の七草は食べる為の七草ではありません。
秋に咲く風物詩といいましょうか、秋にわびさびを感じさせる「花」が秋の七草です。
昔、歌(短歌)に歌われた事に由来していると言われています。
(「万葉集」第8巻にある山上憶良が詠んだと言われているそうです)
春の芽生えの息吹を感るのと、おせちに疲れた胃を休ませる意味を持つ春の七草とは根本的に目的が違うそうです。月見団子を食べてお月見をし虫の音で秋を感じましょう。
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史上最多の参加国で数々のドラマを生み出した北京オリンピックが幕を閉じました。
テロや地震の被害で、国民感情に傷を負った中国国内では、愛国心が大きく膨らんだと伝えられています。
さて、オリンピックの最中はどのような料理が供されたのでしょうか?
水泳の北島選手のお話では選手村の食堂はかなりの高評価だったようです。
5000人が一度に食事でき、24時間利用できるバイキング形式のレストランには900種類のメニューが用意されていたそうで、世界各国の一万人を超える選手やコーチたちが食事を楽しんだとのことです。
実は今回の北京オリンピックの食事メニューには初めて3割ほど中華料理が取り込まれ、提案されたメニューの数は実に数千種に上ったそうです。
ところで厳密には中華料理と中国料理は分けられるそうです。
日本人向けに作られた大衆中国料理を中華料理、中国本来の料理を中国料理としているみたいです。
一口に中国料理といっても実に複雑に、そして多種多様の食材、土地柄から成り立っています。
まず土地柄的に北の北京料理、東の上海料理、南の広東料理、西の四川料理に大別されるようですが、
土地柄でもっと細かく分かれているようです。
更には少し前に話題になった薬膳料理や、精進料理、点心、ポルトガルの要素が入ったマカオ料理などがあり、
その味は、南は薄く、北は塩辛く、東は甘く、西は辛いと、味の面でも大別されています。
さて、中華料理でたびたび話題になる満漢全席という宴会があります。
満州族と漢族の山東料理のうち、選りすぐりのものを数日かけて100種類を超えて食すという盛大なものだったそうです。
食は人が生きていく上でなくてはならないものであり、経済や、環境とも密接に関係し、地域性や文化の違いがある、ものすごく多くのものを伝承してきた存在です。
貧困と贅沢の指標、地球環境への影響、国家間の争いの種になることもあり得ます。
幸い日本は豊食に恵まれています。世界各国の料理を食べることが出来、その文化に触れることができます。
それゆえに気づかなくてはならない事や、忘れてはならない事も多いかと思います。