中食は増加する?
category : メールマガジン2011 2011.10.1
ダイエーが約3年ぶりに直営店をオープンしました。
東京・下北沢の「フーディアム下北沢」と大阪・堂島の「フーディアム堂島」の2店舗です。
既存のスーパーとの1番の違いは、惣菜が充実していることにあります。
従来の2倍の300品目あり、店内調理が6割と高く、価格もスーパーと同様の安値であることが受けているようです。
また、コンビニの売上も約1年に渡り上昇傾向にあるなど、「中食」分野の成長は確実なようです。
中食が増加する理由について考えてみました。
1.独居老人、老夫婦世帯の増加
高齢化、核家族化に伴い高齢者のみで構成される家庭が増加しています。
高齢者のみとなると食事の量が減るため、食材を購入するよりも惣菜を買う割合が増えるそうです。
それを裏付けるように、無菌包装米飯の少量パッケージも登場しています。
2.未婚率の増加
30代後半~50代男性の未婚率が目に見えて増加しています。
彼らのうち、一人暮らしをしている人の多くが、料理をしていないのではないでしょうか。
また、昨今の初婚年齢の上昇も手伝い、未婚率の上昇は続きそうです。
大きなトレンドとしてこの2つが考えられそうです。
賃金の低下も続いているため、より低価格の商品が望まれることとなるでしょう。
高付加価値(低カロリーや野菜、肉が多い等)の商品を開発できるかが、生き残る分かれ目になるのではないでしょうか。
foodium開店について
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2011092602-diamond.html