新しい食文化
寒さ極まる日が続いています。
手足の冷えが厳しいですね。
温泉などが恋しい季節です。
2月の行事は節分やバレンタインデーなどがありますが、今年のバレンタインデーの市場調査がネット上にまとめてありました。※
2012年のバレンタインの傾向は、震災の影響もあってかチョコレートを送る相手が家族など身近な存在に送るのが10%ほど増えているそうです。
また、人との付き合いを大事にしたいというつながりや絆を意識した「本命でも義理でもない新たな気持ちで贈るバレンタインチョコレート」が増える傾向にあるとのことです。
ところでこのバレンタインデーですが、ご存知の方も多いかもしれませんが、始まりはローマ帝国時代と言われております。
諸説色々あるようですが、当時ローマ帝国は「愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がる」という理由で、ローマでの兵士の婚姻を禁止したといわれております。
こっそり兵士を結婚させたバレンタイン司祭の行いが見つかってしまい処刑、祭りのいけにえとされたのが2月14日とのことです。
何とも言えない始まり方ですが、今では世界各地で男女の愛の誓いの日とされております。
チョコレートを贈る習慣は、19世紀後半のイギリスではじまったそうです。
お菓子メーカーの発案で、美しい絵のついた贈答用のチョコレートボックスを発売したところ、恋人への贈り物に多く使われるようになり、他の地域にこの風習が伝わっていったとの事です。
節分の恵方巻き、バレンタインのチョコレートなど仕掛けが施されて定着した行事は、他にもいくつかあります。
七五三の千歳飴に土用のうなぎなど、しっかりと定着した文化となっております。
今後定着する食文化があるのかどうか?というところがとても気になるところですが、メディアの発達、特にインターネットの普及、口コミサイトやコミュニティサイトの普及により、郷土料理や地方のお菓子など爆発的に売れるという現象が日々あるようです。
中には目に見えない仕掛け人がいる場合もあるのではないでしょうか?
ただ、情報の伝達は非常に速いので長期間のヒットというのは最初の仕掛けだけでは、そうそう続かないのではないかと思います。
「市場を決めるのは顧客の要望ではなく市場のニーズである」と昔の偉い方が言っておられた気がします。
今年はどこから、どんなヒット商品が生まれるのでしょうか?
日々楽しみです。
※参照:http://www.morinaga.co.jp/valentine/research/index.html