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味や匂いのAI化

category : メールマガジン2024 2024.1.31 

2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、令和6年能登半島地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。今なお大変な状況に直面されている方々もいらっしゃるかと思いますが、ご自身とご家族の安全を最優先にお過ごしください。

去年の流行語大賞は「アレ(A.R.E.)」に決定しました。岡田監督の熱い思いが込められたこの言葉は、私たちにとっても新しい一年を迎える勇気と希望を与えてくれることでしょう。
皆さまにとっても素晴らしい一年となりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

流行語大賞といえば、「生成AI」も選ばれるなど、去年はAI元年といってもふさわしい一年だったと思います。
今年は、実用性が向上し、このAI技術をビジネスモデルとして活用する企業や、商品・サービスなどがどんどん登場してくる年になるのではと想像します。

AIといっても様々で、生成系のAIと言えば、
・文章生成AI
・画像生成AI
・動画生成AI
・音楽生成AI
などは、幅広く知れ渡っている技術やサービスです。
これらで使われているデータや情報は、比較的デジタル化・数値化しやすいデータなので、AI技術として利用や応用がしやすいものとなっています。

では、『食』に関連のありそうな上記以外の、
・味(味覚)
・匂い・香り(嗅覚)
など、デジタル化・数値化しにくいものは、現在どこまで研究・開発が進んでいるかを調べるため、参考になったニュース記事、商品・サービス、活用事例をリンク形式でまとめてみました。
※これ以外にも様々な商品・サービス、ニュース記事がありましたが、ほんのごく一部の紹介です。

■味(味覚)
・産地の違いも再現する調味装置(味覚再現装置)
https://aismiley.co.jp/ai_news/meiji-university-tttv3-ai/

・味覚センサー
https://oissy.jp/
https://aismiley.co.jp/ai_news/ai-tastesensor-curry/

・“AI”で日本酒造り
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/288233

■匂い・香り(嗅覚)
・官能評価AI、異常検知AI、においセンサーなど
https://www.revorn.co.jp/
https://www.iinioicloud.com/

・AI嗅覚
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210420/k10012984261000.html

・人工嗅覚システム (嗅覚のデジタル化の困難さ)
https://www.panasonic.com/jp/industry/technology/jinkoukyuukaku.html

既に、商品・サービス化されているものもありますが、
現在のAI技術といえば、主に機械学習や深層学習(ディープラーニング)の技術を使っているものが大半で、膨大な量のデータや情報を機械が学習し、予測・判断を行っていく技術がベースとなっています。
つまり、膨大な情報データが必要で、その情報データは、デジタルデータとして数値化しておかなければなりません。
こと、味覚や嗅覚においては、デジタルデータや数値化しにくいものでもあり、複雑さもあいまって実現を難しくしている要因でもあります。

しかし最近では、デジタル化に非常に重要な要となっている箇所(機器)の味覚・嗅覚センサーもどんどん機能や精度が向上されてきていますので、デジタルデータ化した精度や情報量も格段にあがり、AIとしては利用しやすくなってきているように感じています。
近い将来、AI技術や機械・ロボットによって、うま味なども生成できる時代がすぐそこまできているのではないかと予想します。

最後に、少し余談になりますが、
本メールマガジンの冒頭2つ目の段落(去年の流行語大賞の約3~4行)のあいさつ文は、文章生成AIで作成してもらっています。
※『2023年流行語大賞をからめた2024年メールマガジン年始あいさつ文を作ってください』・・・。

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