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さつまいもと消滅集落

category : メールマガジン2023 2023.10.31 

ようやく涼しく過ごしやすい季節になってまいりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

10月が旬の食材のひとつにさつまいもがあります。
旬の時期以外にもスーパーでは1年中販売されています。
私の場合、田舎から畑で獲れたさつまいもをよく送ってもらっていたので、さつまいもはただでもらえるものという感覚がありました。
また、特に珍しがられることもなく、田舎で干しいもにしたり、いももちにして食べられていて、農家の食べ物という印象がありましたので、いざスーパーで買おうとすると結構な値段がするので意外に思いました。

以前は、それほどおいしくもないので送ってもらっても自分では食べなかったのですが、年を取ってきて健康に気を遣うようになると、さつまいもは食物繊維が含まれており健康によい食べ物として知られているので、よく食べるようになりました。
しかし、そのころには、田舎から送ってこなくなっていましたので、自分で購入しています。
もともとただでもらっていたため、値段の高い品種のものは買う気がしません。
小箱に小さ目のさつまいもが10個位入っているものを買ってきます。
鍋で30分位湯がいたものを冷蔵庫に保管して1週間位かけて食べるのですが、同じ品種のものでもパサパサになり皮が剥き難く食べ難くなる場合があります。
これは旬の時期をはずれていると品質が悪くなることが原因でしょうか。

年末になると毎年田舎から30cm位の棒状になったいももちを送ってくれて、それを包丁で適当な厚さに切ったものを親戚にあげると、都会では珍しいので喜ばれました。
そんな田舎は高齢化して人口が減少し、畑仕事をする人も、いももちを作る人もいなくなりました。
消滅する集落が増え続けていると言われますが、私の田舎もいずれ消滅するのかと思うと時代の流れを感じる今日この頃です。

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