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店舗の省人化・無人化

category : メールマガジン2021 2021.7.31 

今年も早くも半分を過ぎました。月日の流れの早さを強く感じます。
間もなく、東京オリンピックが開催されますが、今年はコロナ禍により、パブリックビューイングの自粛や中止、テレワーク・デイズ2021の実施など自宅でテレビやネット観戦する人が多くなるのではないでしょうか。
特に、ネット観戦は、視聴者参加型配信など様々な応援企画で、リモートでも楽しめるものになっているかと思います。
私もリモートからですが、日本が多くのメダルを取ることを期待しながら応援します。

さて、最近ではニュースなどで、店舗のセルフレジ化も含め、省人化・無人化をよく耳にします。
完全に無人の店舗もあれば、レジの混雑解消や、レジの一部業務を無人化し最小限の人員で店舗運営しているところもあります。
業種や扱っている商品の種類・大きさ・重量などにより様々な方法や形態がありますが、そのような事例店舗を調べてみました。
※実用化を目指した実験的な店舗事例も含めています。

■某ショッピングセンター
・ショッピングカート自体に専用タブレット端末が取り付けられており、カートに商品を入れる都度、購入者自身が商品バーコードを読み取っていく。
メリット:セルフレジ化。レジ決済時の商品バーコード読み取り時間が無くなるためレジでの混雑解消になる。

■某アパレル
・買い物カゴに入ったままの状態で全ての商品を自動識別するので、そのまま決済する。
メリット:セルフレジ化。レジでの混雑解消。

■某コンビニA
・事前にスマホアプリで会員登録しておく。
・購入したい商品をレジのトレーに置くと、カメラや重量センサーなどで商品を識別し、スマホアプリのQRコードで決済する。
メリット:無人化。

■某コンビニB
・店舗内の天井や壁に多くのカメラが設置してあり、顔認証を含め、購入したい(手に取った)商品を自動的に認識。
・そのまま購入商品を持って無人レジ前に立ち、購入商品確認&決済後、店舗出口ゲートが開くので退店する。
メリット:無人化。レジでの混雑解消。

下の事例になるほど、高度な技術やシステムを使用しており、顧客への利便性は高くなっています。

メリットをまとめますと、
・レジでの人員は不要となるため、人件費を削減することができる。
・会計がスピーディになる(レジの混雑解消など)。
・AIを用いて、顧客の性別・年齢層・何を購入したかなどのデータが把握でき、売れ筋商品の予測など、より効果的な店舗運営が可能。
があげられます。

また、デメリットとして、
・端末の導入、カメラの設置、アプリ開発や決済システムなど導入コストが非常に高い。
・商品自体の補充・陳列や品出しには人員が必要。
・窃盗(万引き)などの対策強化のためのコスト。
・商品返品・交換時の処理が複雑になる。
・酒類・たばこ類の販売ができない(年齢確認などが必須のため)。
など多くあげられます。

無人化には、まだまだ多くの課題がありますが、
無人店舗化に取り組む様々な業種や企業が着実に増えており、普及すればするほど、新たな画期的な無人化システム、無人店舗化普及による導入コスト低減、法律などの改正 などが進み、中小企業への導入も広がっていくものと思います。

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