おせち料理
今年も残り1ヶ月をきり、寒さが身にしみる季節となりました。
寒さに負けず、残りの令和元年を満足して過ごせることを願っております。
さて、年末と言えば「おせち料理」のイメージが強いかと思います。
皆様は、「おせち料理」を毎年食べておられますでしょうか?
私は、毎年食べておりましたが、昨年は食べることができませんでした。
「おせち料理」を食べない正月は、年を越していないような気分であり、その違和感は今もなお続いています。
「おせち料理」の偉大さを改めて実感する1年となりました。
「おせち料理」といえば、日本の伝統的食文化の代表格であり、素晴らしい文化として今後も引き継がれて行くべきだと思います。
しかし、「おせち料理」を全く食べない、あまり好きではないというような家庭もあるようです。
また、毎年「おせち料理」を食べていても、その由縁をあまり知らないという方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
毎年おせち料理を食べない方も、食べる方もおせち料理の由来を再認識していただき、今年のお正月には「おせち料理」を食べながら、おせち料理の由縁等を話題に、家族団らんしてみてはいかがでしょうか?
そういった些細な会話も食育やコミュニケーションの一環となり、日本文化の継承にも繋がっていくと思います。
「おせち料理」の由縁 (一部抜粋)
・昆布巻:昆布(こぶ)を「よろこぶ」にかけ、おめでたいとされている。
・数の子:卵が多いことから、子孫繁栄の意味がある。
・伊達巻:昔の書物は巻物だったため、文化の発展を願う。
・田作り:イワシを田の肥料にすると豊作になったことから米等の豊作を願う。
・黒豆:1年まめで元気に暮らせるように、働けますようにと願う。
・栗きんとん:「金団」と書き、財宝の意味から、今年も豊かな生活が送れるように願う。
・れんこん:根に穴があいているので、見通しがよいという意味がある。
等の意味が込められています。
これらを再認識していただいた上で食べる今年の「おせち料理」はいつもとは違う味、印象を受けるかもしれませんね。
最近では、スーパーでのおせちの具材やコンビニの「100円おせち」の品ぞろえも増え、またネットや通販、百貨店等で販売されている「おせち料理」も種類が豊富にあり、選択に困るほどです。
その他にも、「出張おせち」というものもあり、人気割烹や一流レストラン出身のシェフ、調理師、栄養士等が家に来てくれ、好きな具材だけのおせちを作ってくれるサービスがあります。
その中には、作ってくれるだけではなく、「おせち作り」を一緒に体験できるようなシステムもあるようです。
自身で作るのは面倒だったり、料理が苦手ではあるが、子供には「おせち料理」を作らせてあげたいというような方がいれば、そういったものを利用することで、親子や家族とのコミュニケーションや食育の一環になりそうですね。
「おせち料理」は日本の伝統的食文化であり、家族の絆をさらに深めてくれる誇るべき文化だと思います。