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じゃがいも不足

category : メールマガジン2017 2017.7.31 

4月ごろにポテトチップスが販売休止というニュースが出ました。
販売休止とのことで、SNSなどではポテトチップスが食べられなくなるとポテトチップスを買い求める人がまとめ買いをしたり、ネットオークションなどで1袋何万円などの高値で出品されたりと話題になりました。

ポテトチップスの販売休止になった原因は北海道産じゃがいもの不足でした。
なぜ北海道産のじゃがいもの不足でポテトチップスがなくなるのかというと、ポテトチップスの原料として使っているじゃがいもの7~8割が北海道で作られているものだったためです。
その北海道に去年6月の長雨と8月の台風が襲い、畑が浸水するなどじゃがいもの不作の原因となったようです。

北海道産じゃがいもの不作を受けて、外国から輸入したじゃがいもを使用して製品化しようとしたようですが、じゃがいもの品質などの問題で製品化できず、貯蔵されていた分のじゃがいもも底をつきはじめたために販売休止になったようです。

全国各地でじゃがいもは生産されていますが、全国生産のほとんどが北海道で作られていると言っていいほど、北海道でのじゃがいもの生産量が圧倒的に多く、北海道以外の生産地の生産量をすべて合わせても北海道の生産量より少ないそうです。
その北海道で不作となるとまかなえなくなってしまうのは仕方ないことだったのでしょう。
ですが農水省は5月11日に
『九州産の収穫が5月下旬から始まるのを皮切りに、各産地がピークを迎える。
8月には主力の北海道産の収穫も始まることから、同省は「不足感は解消に向かう」と見通した。』
(日本農業新聞 https://www.agrinews.co.jp/p40838.html
との発表のあと、じゃがいもの原料供給が一定のめどが立ったため、販売を休止していた一部のポテトチップスも販売再開されました。
ポテトチップス好きにはうれしいニュースだったのではないでしょうか。

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