EXPO Milano 2015
昨年の景品表示法の改正から、今年は機能性表示制度の導入や
食品表示法の施行といった、食に関する法律が変化していきます。
５月には、食がテーマの博覧会『EXPO Milano 2015』がイタリア
のミラノで開催され、食に関連するニュースが多くなりそうです。
『EXPO Milano 2015』は初の「食」がテーマの博覧会で、メイン
のテーマは
「地球に食料を、生命にエネルギーを
Feeding the Planet, Energy for Life」
です。
5月1日～10月31日まで開催され、日本を含む世界148の国や地域、
国際機関が参加を表明し、60のパビリオンが公開されます。
米、チョコレート、フルーツ、コーヒー、スパイス、シーフード
などの9つのテーマで各国の展示館が集まる「クラスター」等の
施設が設けられ、参加国は自国の食の豊かさや生産性、名物料理
や食品を味わってもらい、それを表現します。
日本は「Harmonious Diversity － 共存する多様性－ 」をテー
マに日本の農林水産業や、食を取り巻く多様な取組、日本食・日
本の食文化に詰め込まれた多様な知恵と技が、人類共通の課題解
決に貢献して、多様で持続可能な未来の共生社会を切り拓いてい
くことを示しているのだそうです。
http://expo2015.jp/
日本館のシンボルマークは、なじみのある「お箸」がデザインさ
れています。
また、9のパーツに分かれて展示されており、日本の食の産地の
田園風景を五感で体験できる映像装置や、食生活の最先端技術や
国際貢献の取り組みを見ることができるようです。
館内のレストランでは、日本最高峰の京風カウンター会席による
本格的な日本食レストランや、フードコートもあり、日本の食に
関連した展示などが行われます。
開催国であるイタリアには、食品の質・安全性・産地や食品偽造
を監視するヨーロッパ食品安全局の本部があり、欧州連合（ＥＵ）
が輸入を規制していた日本の「かつお節」や「ふぐ」などがこの
期間中は、特例で持ち込めることになりました。
「EXPO Milano 2015」のホームページから67カ国144,000種類の
レシピが公開されています。
他国のレシピをのぞいてみてはいかがでしょうか。
『World recipes』
http://worldrecipes.expo2015.org/en/
