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AIに聞いてみた。

category : メールマガジン2023 2023.7.31 

梅雨明け目前といったところかとは思いますが、時折覗く日中の日差しは強く、体力が奪われる時期となりました。
今年も豪雨による被害が発生しておりますが、皆様もゲリラ豪雨や熱中症などにご注意ください。

今年も引き続きChatGPTの話題がネットニュースなどに上ることが多々あります。
私自身も使用してみて、活用できそうに感じる部分やまだ利用が難しく感じる部分など
発展途中の技術体系でありながら企業の利用が進んでいる状況かと思います。

対話型のAIは触っていると面白く感じる部分が多く、それでいてその回答の信ぴょう性に不安を感じる場面も多々あります。
今回は食品業界に携わるものとしてAIの考える食品業界の将来を聞いてみましたので、私の考えも加えて紹介したいと思います。

AIの回答を見てみましょう。

AIが考える食品業界の将来は?

(AI)食品業界は常に進化し続けており、AIの技術もその進歩に大いに貢献しています。以下に、AIが考える食品業界の将来についていくつかのポイントを挙げてみます。

(AI) スマート農業と自動化: AIを活用したスマート農業システムが普及し、農作業の自動化と効率化が進むでしょう。センサーやドローン、ロボットなどの技術が農場で活用され、作物の生育状況や収穫時期を正確に予測し、農作業の生産性を向上させることが期待されます。

>(私見)こちらはその通りでしょう。むしろ早い実用化・世界的な導入が望まれます。ただし、狩猟・採取・漁業といった自然資源への影響とその従事者への配慮なども組み込まれる必要があると考えます。

(AI) パーソナライズされた食品: AIは個々の消費者の嗜好や栄養ニーズに基づいて、よりパーソナライズされた食品を提供することが可能になるでしょう。消費者の遺伝子情報や健康データを分析し、最適な栄養バランスや食品の組み合わせを提案することができます。また、3Dプリンター技術を活用して、個別の栄養要件に合わせた食品の作成も進むかもしれません。

>(私見)こちらは前半は望ましいですが、後半は疑問が残ります。消費者の健康データに合わせパーソナライズされた食品(料理)の栄養素などの提案は疾患を持つ方などには非常に有効かとは思いますが、薬のように配合された食品(料理)は聞いていてあまり美味しくなさそうなイメージです。時と場合・金額によるとは思いますが、やはり、最低限は人の手を介し設計・調理・味見を経た食品(料理)を食べたいと思います。

(AI) 食品安全管理の向上: AIは食品安全管理においても重要な役割を果たすでしょう。センサーやビジョン技術を使用して、食品の品質や安全性を監視し、異常が検出された場合には自動的に警告や対策を行うことができます。また、ブロックチェーン技術との組み合わせにより、食品の供給チェーン全体を透明化し、食品の追跡性と信頼性を向上させることも期待されます。

>(私見)食品は商流により加工度が上がれば上がるほどトレーサビリティが取りづらくなる傾向がありますので、現場の衛生管理だけではなく、規格書等の文書管理などでもぜひ活用されるべき技術だと感じております。

(AI) AIによる新たな食品開発: AIは大量のデータを解析し、新たな食品の開発にも活用されます。食材の組み合わせや調理方法、風味の最適化など、従来の枠組みを超えた斬新なアイデアを生成することができます。また、AIが顧客のフィードバックを収集し、製品の改善や新製品の開発に生かすこともできます。

>(私見)こちらも商品開発担当者の大きな助けになるでしょう。ただ開発最後の五感に訴える確認(官能検査)などはしっかり人間が行うべきだと考えます。大量生産のロット管理などはAIによる管理だけで良いのかもしれません。

(AI) 持続可能性への貢献: AIは食品業界が直面する持続可能性の課題にも取り組むことができます。例えば、AIを使用して農作物の水やりや肥料の使用量を最適化することで、環境負荷を軽減することが可能です。また、食品ロスの削減やリサイクル技術の開発にもAIは貢献します。

>(私見)前半部分は最初のスマート農業と自動化に付随する内容であるべきだと思います。後半部分については、日本では現在でも過剰供給による食品廃棄の問題がありますので、需要と供給の予測をAIが管理することで過剰な供給を極力減らすことが出来るのであれば食料生産が消費状況にフィッティングしたものになっていくのでしょう。

(AI)これらはAIが考える食品業界の将来の一例です。ただし、技術の進歩は非常に速いため、将来の予測は確定的ではありません。しかし、AIの活用によって食品業界はより効率的かつ持続可能な方向へ進化していくことでしょう。

>(私見)今回のAIによる食品業界の将来モデルを総括してみます。
①AIによるスマート農業と持続可能な生産(栽培・畜産・養殖)→原料調達とブロックチェーントレーサビリティのスタート
②AIによる商品開発(市場調査と商品開発のサポート・企画文章の作成)
③AIによる安全管理(異物混入防止・衛生管理・化学的規格)と生産加工・生産量の予測(需要と供給バランス予測)
④AIによるパーソナライズされた料理・商品の提供(特に栄養などを気にする現場や個人特化型の店舗など)
と商流・開発順に並べてみました。
安心安全の情報は①→②→③→④→消費者の流れで透明化し、
需要と供給の予測は③→①で連携し、①は持続可能な範囲の生産を行うというのが現在のAIの将来モデルのようです。

食品の製造に関して、商品分類や食材の生産状況により、いつか発生するであろうAIによる商品や材料のトリアージが懸念されます。
合理的かつ効率的なAIの判断に対し、それでもその商品を製造したい・その材料を使いたいというケースに出会ったとき、
私たちは人としてどのような判断をするのでしょうか?

Notice:
Free Research Preview. ChatGPT may produce inaccurate information about people, places, or facts. ChatGPT May 24 Version

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